「観るだけ美術部」部長のブログ

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[鉄道遺産]★小樽市総合博物館.1(旧手宮機関庫)(鉄道遺産36)

小樽市総合博物館(おたるしそうごうはくぶつかん)は、北海道小樽市にある北海道の歴史自然鉄道をはじめとした交通科学などに関する展示を行う博物館です。旧手宮貨物駅のあった場所。ここと札幌の間を、北海道最初の鉄道が走ったという由緒のある場所です。構内は広く、交通系の博物館では「日本最大規模」と宣伝しています。保存車両も多く、見どころは多いです。 旧小樽築港機関区手宮分庫の扇形機関庫は、小樽・旧手宮線の手宮駅構内にあります。旧手宮線は、1880年(明治13年)に北海道最初の鉄道として開通した路線です。この時、手宮機関庫も開設されましたが、のちに小樽築港機関区手宮分庫となりました。また手宮線も1962年(昭和37年)からは貨物専用線へと変わり、1985年(昭和60)年に廃止となりました。
 手宮線の廃止後、手宮駅構内には北海道各地から鉄道車両が集められ、その広大な敷地は鉄道を中心とした博物館へと変わりました。この扇形庫も、現在は小樽市総合博物館の施設として一般に公開されています。

 かつては機関車庫1号~3号まで3棟が連続してあり、11線の収容線がありましたが、このうち機関車庫2号は取り壊され、現在は機関車庫1号の5線、機関車庫3号の3線、計2棟8線が残っています。
 両機関庫ともレンガ造で小屋組は木造、機関車庫3号は1885年(明治18年)に、機関車庫1号は1910年(明治41)年頃に、それぞれ建設され、国内に現存する唯一のレンガ造扇形機関庫であると同時に、唯一残るの明治時代の扇形機関庫として、国の重要文化財に指定されています。
 奥行は、設計標準が出来る以前の、明治時代のSLの大きさを基準とした規格でつくられており、機関車庫1号は約17m、機関車庫3号は約16m。機関車庫1号は正面向かって左から3線分は手宮線時代に取り壊され、2線分が残るのみとなっていましたが、1996年(平成8年)に復元されました。
 なお、扇形庫前面には1919年(大正8年)横河橋梁製の18m級(60ft)下路式転車台があり、現在も使用されています。
 園内にはこの転車台を含め2基の転車台がありますが、2基とも桁横にコンプレッサーとシリンダーなど、いわゆる「尺取虫」と呼ばれる装置が設置され、圧縮空気で転車台を回転させる方式が取られており、大変貴重です。
 
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