(木田金次郎 『風景<秋>』1925年、王子製紙苫小牧工場所蔵)
★王子製紙苫小牧工場 所蔵作品展
グランドホテル・ニュー王子、2010年8月3日(火)-8月12日(木)
『北海道新聞』に、こんな記事が載っていました。
「後志管内岩内町出身の画家木田金次郎(1893~1962年)が、初期の1925年(大正14年)に描いた貴重な作品が苫小牧市の王子製紙苫小牧工場内に保管されていることが2日、分かった。同町の木田金次郎美術館は「画風を確立していく過程の大変貴重な作品」と話している。
作品は『風景(秋)』(縦44センチ、横59センチ)。岩内近郊の丘陵が題材と思われる油彩画で、枯れ草や木が淡い色合いの丁寧なタッチで描かれている。直筆とみられる「一九二五秋十月末 木田金次郎作」の裏書きがある。25年の作品が見つかったのは初めて。
経緯は不明だが、同工場の書庫に保管されていた。同工場が今年の操業開始100周年を記念して、8月に苫小牧で開く所蔵美術品展で公開される予定で、この日、同美術館の関係者が事前視察に訪れて確認した。
木田作品は54年の岩内大火で大量に焼失しており、初期の作品は珍しい。同美術館の岡部卓学芸員は「後期の作品と違い、題材の形を崩さずに描いている。初めて見る色使いもある」としている。」
★『北海道新聞』所蔵作品展、紹介ページへのリンク
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