星型の堀に囲まれた五稜郭は、西洋の城郭をモデルに築造された北海道で唯一の特別史跡です。とはいえ、石垣や堀だけが残された五稜郭は、「さくらの名所」というイメージが強かったのではないでしょうか。箱館戦争当時に旧幕府脱走軍の本営にもなった「箱館奉行所庁舎」は、1866年(慶応2年)には200名を越える御役人がそこで勤めていたとされており、その復元で、北辺をにらんだ五稜郭の洋裁らしさが甦ったようです。
今回復元の対象となったのは、庁舎の主要部分です。復元工事は、株式会社文化財保存計画協会の設計・監理の下で、本州から宮大工を招いて進められました。総工費は27億円。使用する瓦は38,000枚。銅版を張った太鼓櫓の高さは16.5m。渋柿を素材とした塗料で仕上げられた外壁など、各種資料と発掘調査の結果を付き合わせながら、精度の高い復元を目指しています。完成すれば、江戸期の建築様式、伝統工法を知る上で、全国的に見ても極めて価値の高いものになるでしょう。
今回復元の対象となったのは、庁舎の主要部分です。復元工事は、株式会社文化財保存計画協会の設計・監理の下で、本州から宮大工を招いて進められました。総工費は27億円。使用する瓦は38,000枚。銅版を張った太鼓櫓の高さは16.5m。渋柿を素材とした塗料で仕上げられた外壁など、各種資料と発掘調査の結果を付き合わせながら、精度の高い復元を目指しています。完成すれば、江戸期の建築様式、伝統工法を知る上で、全国的に見ても極めて価値の高いものになるでしょう。
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