「観るだけ美術部」部長のブログ

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[建築物]★日本製鋼所室蘭 正門案内所、望楼

日本製鋼所室蘭 正門案内所、望楼

 日本製鋼所室蘭製作所(室蘭市茶津町、早川保所長)の正門の案内所と望楼(火の見やぐら)が、6月27日から解体されます。1935年(昭和10年)の建設以来、来客や日鋼グループ社員を出迎えてきた同製作所の「顔」が、老朽化のために75年の歴史に幕を下ろすことになりました。
 案内所は、1936年(昭和11年)の昭和天皇の工場視察に備えて、その前年に建設されたそうです。床面積427平方メートルの木造平屋で、屋根に高さ12・5メートルの望楼を備えた昭和初期の薫り漂う歴史的建築物です。
 案内所では、守衛が来客の受け付けや社員の出・退社時の確認などを行っていました。保安要員詰め所も兼ねていたのですが、今年4月に新築した第2本事務所に機能が移設されました。望楼は、昭和40年代前半まで使用されたそうです。
 これまでに数回の改修を行ってきたのですが、老朽化が著しいために建て替えることになったようです。6月27日から解体工事を行い、7~9月に同じ土地に新案内所を建設する予定だそうです。
 
 また、歴史的な建築物がひとつなくなりました。

★『室蘭民報』6月25日(金)の記事より
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/06/25/20100625m_02.html
あしたはきょうよりもっといい日。