(画像は、藤田嗣治『聖母チェチリア』「平和の聖母礼拝堂」ステンドグラス)
★藤田嗣治『聖母チェチリア』特別公開(展)
北海道立近代美術館、2010年4月28日(水)-2010年5月9日(日)
この度、藤田嗣治(レオナール・フジタ)がデザインしたステンドグラス《聖チェチリア》(再制作2008年、オリジナル1966年)の寄贈を、北海道新聞社から道立近代美術館が受けることになりました。このステンドグラスは、もともと「シャペル・ノートル=ダム・ド・ラ・ペ(平和の聖母礼拝堂)」のために藤田が手掛けたもので、道立近代美術館で開催した「レオナール・フジタ展(2008年)」で展示するために、当時と同じ工房で再制作されましたものです。
この受贈を記念し、期間限定で、特別に無料一般公開されます。以降は「これくしょん・ぎゃらりい」で随時展示予定(有料)ですので、無料でご覧いただけるまたとない機会。この好機をお見逃しなく。
※フジタは後年、フランスに帰化したあと、カトリックに改宗します。そして念願の教会の建設に携わる。それが、「平和の聖母礼拝堂」でした。フジタは、外装から内装のステンドグラス、壁画など、ほとんどすべてを自分で考案したそうです。この原型となったステンドグラスも、その際に制作されたものでしょう。
★北海道立近代美術館「藤田嗣治『聖チェチリア』」特別公開HP
http://www.aurora-net.or.jp/art/dokinbi/info/topics.html