「観るだけ美術部」部長のブログ

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あしたはきょうより、きっといい日。

[旅行案内]★有珠山山開き

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(画像は、外輪山山頂広場。これより火口へは立ち入り禁止になっています)

有珠山山開き、安全祈願祭
 伊達市有珠山登山道入口、2010年4月29日(祝・木)9:00

 有珠山は、北海道洞爺湖の南に位置する標高737mの活火山です。山頂は有珠郡壮瞥町にあり、山体は虻田郡洞爺湖町伊達市にもまたがっています。20世紀の100年間だけで、実に4度もの噴火活動が観測された、世界的にも最も活発な活火山のひとつです。
 二重式火山で、直径約1.8kmの外輪山の中に大有珠(737m)、小有珠などの溶岩円頂丘(溶岩ドーム)や、オガリ山、有珠新山(669m)などの潜在円頂丘(潜在ドーム)が形成されています。1663年以降の活動は、ケイ酸 (SiO2) を多く含んだ粘性の高いマグマによるもので、噴火前には地殻変動群発地震を発生し、噴火に伴って溶岩ドームや潜在ドームによる新山を形成するのが特徴とされています。

★「観るだけ美術部員」のつぶやき
 あまり知られていませんが、有珠山には、伊達市側に登山道があり、2時間30分ほどで外輪山に到達することができます。ロープウェイは壮瞥町側にあるのですが、こちらからも山頂駅経由で、やはり外輪山に到達できます。北海道のなかでは、最も雪解けが早い山のひとつでもあるため、夏山シーズンを待ちきれない登山者には「足慣らしの山」としても有名です。
 また、この山は、度重なる噴火の歴史を持つため、江戸時代以前から北海道で最も知られていた山でもありました。古い文献にもその存在が見られるほか、谷文晁『江戸名山図譜』(1804年)にも絵入りで紹介されています。ふもとにある有珠善光寺奥の院が、江戸時代から有珠山山頂にあったとされ、北海道では珍しく信仰の対象にもなっていた山でした。

有珠山ロープウェイHP
http://wakasaresort.com/usuzan/
有珠山ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%89%E7%8F%A0%E5%B1%B1
洞爺湖有珠山ジオパーク(世界地質遺産)
http://www.toya-usu-geopark.org/
あしたはきょうよりもっといい日。