(画像は、松前専念寺の山門)
★松前専念寺
浄土真宗(大谷派)の寺院。約400年前に建てられたとされ、道内の浄土真宗寺院では、最古の寺院です。松前家の特別な保護を受けて、幕末までに北海道内における布施を独占しました。「エゾ御坊」といわれたほどの名刹でしたが、1900年(明治33年)大火に遭い、本堂と庫裏を焼失しましたが、山門や経蔵、楼門、納骨堂は焼失を免れ、現存しています。
四脚門形式の山門は、1930年(昭和5年)に一度類焼しているため、虹梁や木鼻の一部、柱上部に炭化の痕跡を残しています。また、境内裏山の西側にある納骨堂は、1808年(文化5年)の建築で、方形屋根を強調した特異な造り。
★「観るだけ美術部員」のつぶやき
それにしても、松前には古刹が多いですね。ある旅人が、「松前の寺町は、雰囲気は北鎌倉に似ていますね」と言っていました。サクラの季節は、もちろんいいのですが、観光客の居なくなった初夏、盛夏の寺町も、なんとも言えない、いい雰囲気です。
★北海道松前藩観光奉行 HP
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