「観るだけ美術部」部長のブログ

「観るだけ美術部」勝手に部長です。入部希望者は、コメント欄にメッセージを残してください。折り返し、勧誘に伺います(笑)。

あしたはきょうより、きっといい日。

[企画展]★コレクション展 展覧会の30年 企画を振り返る展

(木下勘二『夕張メロン ロゴマーク』)

★コレクション展 展覧会の30年 企画を振り返る展

 釧路市立美術館、2023年1月4日(水)-2月5日(日)

(WEBサイト→)

k-bijutsukan.net

 2022年は、釧路市生涯学習センターが開館して30年目、釧路ゆかりの作家を紹介する企画展「くしろの造形」シリーズが始まって20年目の節目の年です。「釧路市アートギャラリー」という名前でスタートした当館は、2000年に「釧路市立美術館」として新たな一歩を踏み出しました。また、地域ゆかりの作家を個展形式で紹介する企画展「Art Spirit くしろの造形」シリーズは2002年の「羽生輝展」を「川きりに8年間にわたって開催され、その後も不定期ではありますが、2019年までに10人の作家を紹介してきました。本展では、これまでの展覧会、とりわけ「くしろの造形」シリーズに焦点を当て、美術館の活動の歩みを当館コレクションと共に振り返ります。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、釧路市立美術館さま(HP)よりお借りしました。

[講演会]★五十嵐聡美「近世道南美術の魅力」

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(蠣崎波響 『名鷹図』、1815年(文化12年)、北海道立函館美術館)

★五十嵐聡美「近世道南美術の魅力」

 北海道立函館美術館、2022年1月28日(土)11:00

(WEBサイト→)

artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp

 

 本展は当館所蔵作品を中心に、江戸期から現代にいたる道南芸術の歴史を振り返るものです。異色の日本画家・児玉貞良、蠣崎波響ら近世絵画の魅力、明治期美術教育に尽力した北條玉堂とその系譜、道内最古の公募団体・赤心社を中心とした道南画壇の歩み、道南美術と戦争、道南ゆかりの現代作家たちの活躍など、多彩なトピックによりご紹介いたします。

(児玉貞良『江差屏風』1751年-1764年、北海道立函館美術館)

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立函館美術館さま(HP)よりお借りしました。

[書画展]★瀬野大輔-古趣と同時代-書作展

★瀬野大輔-古趣と同時代-書作展

 大丸札幌店、2023年1月25日(水)-1月31日(火)

(WEBサイト→)

www.daimaru.co.jp

 「書」それは意を線により再構築して視覚化することであり、世の中のすべてのモノは陰と陽から成り立っており、その二つの要素が共に強く響き合ってこそ一つのモノはより輝きを増します。線質と余白美を最重要とし、「古格と現代性の同調」を求め制作。本展では、現代的な素材を生かし同時代的書美を追求した作品およそ20点を展示販売いたします。

[特別展]★モダンの芸術 100年前のヨーロッパ、日本、旭川展

国吉康雄『横たわる裸婦』、1929年、北海道立近代美術館

★モダンの芸術 100年前のヨーロッパ、日本、旭川

 北海道立旭川美術館、2022年12月17日(土)-2022年3月12日(日)

(WEBサイト→)

artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp

 いまから100年前の1920年代。第一次と第二次世界大戦の狭間というこの時代、芸術の都として人々を惹きつけていたパリでは、美術のみならず、音楽、文学、映画、工芸など、様ざまな芸術が花開きました。このときに活躍した「エコール・ド・パリ(パリ派)」と呼ばれた画家たちの多くは、新たな表現を求めパリに集ったフランス国外からの異邦人たちでした。日本からも多くの画家が渡欧するようになり、ヨーロッパ美術の動向は日本画壇に大きな影響を与えていきます。北海道における1920年代は、はじめて全道規模の公募展が創設され、三岸好太郎など道産子の画家たちが日本画壇で頭角をあらわした時代でもありました。旭川では、高橋北修をはじめとする絵画好きの青年たちが初の画会を立ち上げ、道内の画家たちと交流し、新たな美術の発信地となるべく奮闘しました。

 本展では、ヨーロッパ(フランス)、日本、旭川で100年前に展開された芸術を紹介。エコール・ド・パリの作品を数多く収蔵する北海道立近代美術館を中心に、北海道立三岸好太郎美術館と、当館コレクションのなかから、絵画・工芸など、およそ90点によって、ジャンルや国境を越えた「モダンの芸術」を振り返ります。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立近代美術館さま(HP)よりお借りしました。

[部室から]★「観るだけ美術部」創部記念日です!

 「観るだけ美術部」部員の皆さま、また「観るだけ美術部」を応援していただいている皆さま、いつもありがとうございます。きょう1月23日は、「観るだけ美術部」の創部記念日です。「観るだけ美術部」は、2010年1月23日に創部しましたので、13年目を迎えました。干支を一周しました(笑)。

mirudakeartclub.hatenablog.com

mirudakeartclub.hatenablog.com

 これまで8557記事、ブログ投稿日数4482日(連続1100日)、部会135回というところまできました(2023年1月22日現在)。

 ここまで来るのには、ほんとうに皆さまの応援のおかげだと思っています。これからも無理をせず、マイペースで、自分らしく、「観るだけ美術部」部長のブログを続けていきたいと思っております。皆さま、これからもよろしくお願いします!

[各種展]★Spirit展

★Spirit展

 大丸札幌店、2023年1月18日(水)-1月24日(火)

(WEBサイト→)

www.daimaru.co.jp

 国内の有望な若手人気作家の作品を取り揃え、展示販売いたします。日本アート界の新たな才能をご紹介させていただきます。

[常設展]★(作者不詳)『洛中洛外図屏風』(左双)

★(作者不詳)『洛中洛外図屏風』(左双)

 登別温泉/第一滝本館、常設展示

(WEBサイト→)

takimotokan.co.jp

 2022年12月17日(土)-18日(日)にかけて、観るだけ美術部長は登別温泉の老舗旅館「第一滝本館」に宿泊することができました。こちらの旅館は、登別温泉随一の老舗ということもあり、館内にはその伝統と格式を感じさせる美術品がさりげなく展示されています。そこで、不定期ではありますが、常設展示されている作品のいくつかをご紹介していきます。

((作者不詳)『洛中洛外図屛風』(左双))

 今回紹介するのは、『洛中洛外図屏風』(左双)です。『洛中洛外図屏風』は、近世においていくつも作られ、なかでも最も有名なのは「上杉本」と呼ばれるものです。印刷技術が未発達だった時代には、こうした屏風がいわば「京都のガイドブック」としての役割を担っており、屏風を眺めながら行ったことのない京都の様子を想像していたそうです。また、こうした屏風は有力大名による婚姻の際の「引き出物」でもあったそうです。

(こちらに描かれているのは、おそらく金閣寺でしょう)

 この『洛中洛外図屏風」が、なぜ北海道にあるのかは疑問なのですが、第一滝本館によると、この作品は江戸時代中期のもので、京都より北前船によって松前の商人わったものだと言われているそうです。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、ブログ運営者がみずから撮影したものです。

あしたはきょうよりもっといい日。