「観るだけ美術部」部長のブログ

「観るだけ美術部」勝手に部長です。入部希望者は、コメント欄にメッセージを残してください。折り返し、勧誘に伺います(笑)。

あしたはきょうより、きっといい日。

[企画展]★『蝦夷風俗十二ヶ月屏風』を読む クローズアップ展示1

(平沢屏山『蝦夷風俗十二ヶ月屏風』)

★『蝦夷風俗十二ヶ月屏風』を読む クローズアップ展示1

 北海道博物館、2022年8月12日(金)-10月13日(木)

(WEBサイト→)

www.hm.pref.hokkaido.lg.jp

 2022年(令和4年)は、アイヌの人びとと共に生活し、その姿を多くの絵に描いた絵師・平沢屏山(1822年-1876年)生誕200年の年です。平沢屏山の代表作のひとつである『蝦夷風俗十二ヶ月図』は、アイヌの人びとの一年間の生活の移り変わりや、場所請負制のもとで変わりつつある暮らしを探ることのできる作品です。本展では、その12枚の絵を屏風に仕立てた『蝦夷風俗十二ヶ月屏風』(模写)をご紹介いたします。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道博物館さま(HP)よりお借りしました。

[講演会]★(当館学芸員)「見どころ解説 国宝法隆寺 聖徳太子1400年御恩忌記念展」

★(当館学芸員)「見どころ解説 国宝法隆寺 聖徳太子1400年御恩忌記念展」

 北海道立近代美術館、2022年10月2日(日)14:00

(WEBサイト→)

artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp

event.hokkaido-np.co.jp

 聖徳太子は、推古天皇を補佐して遣隋使派遣、憲法十七条の制定など、様ざまなまつりごとを行い、その多くが日本初とされています。また、聖徳太子は仏教の信仰に篤く、法隆寺四天王寺などを建立し、仏法興隆の道を拓きました。なかでも法隆寺は、世界最古の木造建築物群である現在の西院伽藍をはじめ、7世紀の美術を現在に数多く伝えており、その価値はわが国第一号の世界文化遺産として、世界に広く認められています。

(国宝 法隆寺展)

 聖徳太子の住まいである斑鳩宮に隣接して建立された法隆寺は、古来より人々の信仰を集め、1400年以上にわたり法灯を守り続けてきた太子信仰の寺院です。法隆寺には太子の姿を表現した仏像や絵画、太子が愛用したとされる宝物が伝えられ、まさに太子の遺徳を偲び、太子に祈る寺院であるともいえるでしょう。

(国宝『天寿国繡帳』(部分)、飛鳥時代、推古30年(622年)ごろ、中宮寺

 本展では、法隆寺中宮寺および太子ゆかりの斑鳩の諸寺に伝わる多数の国宝・重要文化財を含む前後期あわせて40件の宝物をご紹介いたします。聖徳太子法隆寺をはじめとする諸寺の魅力を存分に味わうことのできる、またとない機会となるでしょう。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立近代美術館さま(HP)よりお借りしました。

[版画展]★小暮真望 シルクスクリーン版画展

★小暮真望 シルクスクリーン版画展

 札幌三越、2022年9月27日(火)-10月3日(月)

(WEBサイト→)

www.mitsukoshi.mistore.jp

 小暮真望さんは、葉擦れの音が聞こえてきそうな繊細な筆致と躍動感あふれる大胆な構図、そして艶やかに彩る空気感を巧みに表現される版画家です。登山家、深田久弥の随筆に感銘を受けて、作家が独自に選んだ日本百名山シリーズの制作は、版画家としてのライフワークともなりました。小暮真望さんの描く作品には、誰もが心に抱く「ふるさとの風景」があります。失われつつある日本の自然美を、版画を通して知っていただきたいという思いから、日本全国で個展を開催しているそうです。

[講演会]★星田七重「斎藤清の出発点・小樽」

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斎藤清『舞妓 京都(K)』、1961年)

★星田七重「斎藤清の出発点・小樽」

 小樽芸術村・似鳥美術館、2022年10月1日(土)14:00

(WEBサイト→)

www.nitorihd.co.jp

 小樽ゆかりの版画家、斎藤清の展覧会を開催いたします。斎藤清は、1907年(明治40年)福島県会津坂下町に生まれました。4歳で夕張市に移住、14歳で小樽へ奉公に出て、働きながら絵を描き始めます。1931年、画家を志して上京。安井曾太郎の版画に感銘を受け、版画制作に力を注ぐようになり、1951年、第1回サンパウロビエンナーレ展で日本人賞を受賞。以後、国内外で高く評価され、日本の現代版画の国際的な地位向上にも大きな役割を果たしました。その作品は、すっきりと整理された画面構成のなかに誰にも共感を呼ぶ温かな詩情をたたえています。

 本展では、小樽芸術村が収蔵する作品の中から、版画家として活躍を始めた1950年代から晩年までの版画作品をご紹介いたします。斎藤清が「絵ごころ」を育んだ街、小樽で、斎藤芸術の魅力に触れていただければ幸いです。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、小樽芸術村・似鳥美術館さま(HP)よりお借りしました。

[講演会]★山崎幸治「海外アイヌ・コレクションから見えること」

(イコロ ウエカリレ アイヌ資料をコレクションする展)

★山崎幸治「海外アイヌ・コレクションから見えること」

 国立アイヌ民族博物館(ウポポイ)、2022年10月1日(土)13:30

(WEBサイト→)

nam.go.jp

 アイヌ民族が過去から現在まで歩んできた歴史や、脈々と受け継がれてきたアイヌ文化を語るうえで欠くことのできないもの、それがアイヌ資料です。

 かつての生活の中で使われていた民具、アイヌ民族に関する出来事や風習などについて書かれたものや自ら書いたもの、アイヌ民族を写した絵図・写真・映像、口承文芸や語りなどを録音した音声、アイヌ民族やその祖先が遺した考古遺物などが挙げられます。また、受け継がれる技術とその知識を駆使し、新たな表現を積極的に取り入れて、生み出されているものも含まれます。

(イコロ ウエカリレ アイヌ資料をコレクションする展)

r 本展覧会では、アイヌ資料の中でも特に民具に焦点を当て、各時代の人物や組織がどのような目的をもってコレクションしていったのかを紹介します。展示品を通じて、アイヌの民具にみられる「伝統」とは何かについて考えていきます。国指定文化財重要文化財・重要有形民俗文化財)や各地域の指定文化財、そして北海道初公開のアイヌ資料も一堂に会し、アイヌ・コレクションの多彩さが際立った展示となっています。

(イコロ ウエカリレ アイヌ資料をコレクションする展)

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、国立アイヌ民族博物館さま(HP)よりお借りしました。

[コンサ]★J1第30節 ×川崎フロンターレ +元祖 ニュータンタンメン

 J1リーグの第30節は10月1日(土)ホーム、札幌厚別陸上競技場にて、川崎フロンターレと対戦します。川崎フロンターレは、言わずとしれた昨季の優勝チーム、ACLにも出場した常勝チームです。しかし、コンサも降格圏に甘んじており、勝ち点を1点でも拾っていかなければならない状況です。そこで今回の「勝利をいただきます!」では、「元祖タンタンメン」を近所のスーパーで購入いたしました。

(「元祖 ニュータンタンメン」)

 「元祖ニュータンタンメン本舗」さんは、川崎のタンタンメンの元祖、老舗らしいです。こちらの商品パッケージには、「川崎のソウルフード」と書かれています。しかも「創業昭和39年」とも書かれています。

new-tantan.jp

(川崎のソウルフードらしい)

 そこで、詳しく調べました。創業者は、五十嵐源吉。1964年(昭和39年)に創業。スタミナのつく料理をと、創業者が中華料理の担々麺をアレンジしたのが始まりです。担々麺をアレンジしたということで「ニュータンタンメン」と命名。地域の中華料理店から始まり、徐々に店舗を増やし、現在では川崎のソウルフードとまで認識されているようです。丁寧に煮出した鶏がらスープと、ふわっと溶き卵が中太麺によく絡む極上の一杯。

(出来上がり。スープを別にアレンジするのも美味しい)

 この「元祖 ニュータンタンメン」、スープも美味しいのです。このスープを最後まで味わうには、麺を食べた後のスープにご飯を入れ、雑炊のようにして食べるといいそうなので、実際、部長もやってみましたが、確かに美味しかったです。具のみをご飯にのせて、丼のようにして食べるのも美味しそうですよ。

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川崎フロンターレから、勝利をいただきます!)

 さあ、これで「元祖タンタンメン」もしっかりいただきましたので、北海道コンサドーレ札幌の勝利も間違いなし! この試合は、粘って、勝ち点1でも拾ってほしい。気合を込めて、川崎フロンターレから「勝利をいただきます!」頑張れ、北海道コンサドーレ札幌!!

[特別展]★平澤屏山とその時代 展

(平沢屏山とその時代展)

★平澤屏山とその時代 展

 市立函館博物館、2022年6月28日(火)-10月16日(日)

(WEBサイト→)

hakohaku.com

 近年、北海道を含む日本北辺の先住民族アイヌの人びとやその文化に対する関心が高まりをみせています。函館市アイヌの生活用具など、著名なコレクションを所蔵していますが、同時に「アイヌ絵」と呼ばれる絵画の一大集積地でもあり、アイヌ絵師・平沢屏山が活躍した地でもありました。2022年(令和4年)は、平澤屏山の生誕200年を迎えることから、函館市などが所蔵する平澤屏山の作品を一堂に集め、それらを生んだ時代や、当時の箱館(函館)を合わせて紹介します。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、市立函館博物館さま(HP)よりお借りしました。

あしたはきょうよりもっといい日。